新聞記事

2018年9月30日

篠原北町公園での井戸掘削・地下揚水設備の竣工

 マグネチュード9級とされる南海トラフ地震によるライフラインの途絶に備えて、篠原北町2丁目自治会では、篠原北町公園に井戸を掘る「地下揚水設備を設置する」という構想がありました。

 当財団も自治会の想いに賛同し、助成させて頂きました。

 2018年9月30日【神戸新聞記事掲載】

 南海トラフ地震など災害時の断水に備え、灘区の篠原北町2丁目自治会が中心となって同区篠原北町2、篠原北町公園に井戸を掘った。完成を祝って29日に竣工式が開かれ、参加した地元住民ら約30人は、災害に備える姿勢を改めて確認し合った。

 井戸は電動で、平時は地下40メートルの深さから水をくみ上げる。停電の際にも、手動ポンプで地下30メートルから水をくむことができる。

 水は、水道法に基づいた51項目の検査に合格し、今後も毎年検査をする。神戸市は、災害時に水質変化する恐れがあるため、生活用水としての利用を呼び掛けているが、煮沸すれば、飲料水としても使用できるとしている。

               (真鍋 愛)

 2018年10月1日【讀賣新聞記事掲載】

 神戸市灘区の篠原北町公園で、南海トラフ巨大地震などの災害に備えるため、地域住民が寄付を出し合い掘った井戸が完成した。災害で停電しても手動ポンプによるくみ上げが可能で、飲み水にも利用できるという。

 井戸は、篠原北町2丁目自治会が中心となり、寄付金375万円で整備した。今年1月から工事を始め、地下40メートルまで井戸を掘り、蛇口も取り付けた。民間企業の水質検査で、飲料水として利用できることを確認したという。

 9月29日に行われた記念式典には約20人が参加し、完成した井戸を披露。参加者がポンプを押すと、勢い良く水が流れ出ていた。

 篠原北町2丁目自治会の松岡斉会長(82)は「ライフラインとして大事な水を確保でき、これで住民も安心できる。他の地域でも危機意識を高めるきっかけになれば」と語った。

2018年4月27日

ポーアイの生田神社・白木の鳥居と参道新設

 2018年4月27日【神戸新聞記事掲載】

  神戸・ポートアイランドにある生田神社分社(中央区港島中町8)に、鳥居と参道が新設され、26日に竣工式があった。井戸知事ら約60人が参加し、真新しい白木の鳥居をくぐり、完成を祝った。

 分社は2016年に完成したが、ビルの敷地内にあることから「神社に入りにくい」という声があり、訪れた人が気軽に参拝しやすいよう鳥居と参道を新設した。

 この日の式典では神職が祝詞をささげ、巫女らが神楽を奉納。氏神に完成を報告した。また、県などから寄贈されたクスノキとソメイヨシノの植樹式もあった。

 生田神社(同区下山手通1)の禰宜、安倍初男さん(49)は「新しい鳥居と参道で、お参りしやすくなったと思う。地元住民だけでなく、病院や買い物に来られた人々にも心癒やしてもらいたい」と話した。(真鍋 愛)

2016年8月8日

ポートアイランド初 子ども神輿

 2016年8月8日【讀賣新聞・夕刊記事掲載】

 神戸市中央区のポートアイランドで7日、人工島が1981年に完成してから初めて、子ども神輿が練り歩いた。今年4月、生田神社で初めてとなる分社が島内に建立されたことをきっかけに、夏祭りに合わせて実現した。

 分社は地域住民からの要望がきっかけ。神社総代の堀秀也さん(64)が理事長を務める一般財団法人「敬愛まちづくり財団」の関連会社が、県立こども病院前に持つ施設の一角に建立した。総ヒノキ造りの鳥居と社で、「稚日女尊」の分霊を祭壇としてまつり、地域に解放された。

 夏祭りは地元の港島自治連合協議会主催。この日は神事の後、法被をきた児童や生徒ら約100人が子ども神輿2基を担ぎ「ワショイ」のかけ声に合わせて約800メートルを練り歩いた。

 堀さんは「鎮守の森のように生活と密着し、分社が住民をつなぐきっかけになれば」と期待。同協議会の安田登会長(81)は「心のよりどころになってほしい」と話した。

子ども100人みこし担ぎ

 2016年8月8日【神戸新聞・夕刊記事掲載】

 中央区港島中町6の市民広場で7日、夏祭りが開かれた。近くの幼稚園児と小中学生約100人が、大小2基のみこしを担ぎ、元気よく練り歩いた。

 港島自治連合協議会が、近くの港島学園PTAや生田神社などの協力を得て、初めて開催した。今年はポートアイランドの着工から50年。子どもみこしの巡行は初めてという。

法被姿の子どもたちは鉢巻を巻いて、4月にポートアイランド内に完成した生田神社の分社(中央区港島中町8)で神事に参列。その後、掛け声に合わせ勢いよくみこしを担ぎ上げた。

 みこしを担ぐのは初めてという小学3年の中山明さん(9)は「重くて肩が痛かったけど、みんな力を合わせて神様を担げて気持ちよかった」と汗をかきながら話した。

 同協会の安田登会長(82)は「子どもたちにとって夏のよき思い出になり、地域の恒例行事になってほしい」と話した。(大田将之)

 【2016年8月8日こども神輿映像】

2016年5月19日

生田神社、ポートアイランドに分社

 2016年5月19日【神戸新聞・夕刊記事掲載】

 生田神社(神戸市中央区下山手通1)の分社が、神戸・ポートアイランドに完成した。1800年超とされる同神社の歴史上、分社ができるのは初めて。関係者は「ポーアイの平安に貢献し、地域の人たちに愛される神社となれれば」と話す。(鈴木雅之)

 兵庫県立こども病院(同市中央区港島南町1)に隣接する看護師寮などが入るビルの敷地(同区港島中町8)に今年4月、完成した。高さ約3メートルの総ひのき造りの鳥居と社を構える。

 奈良時代の歴史書「日本書紀」によると、同神社は201年の創建とされ、祭神は「稚日女尊(わかひるめのみこと)」。分社は、祭神の分霊をまつる神社やそのほこらなどのことを指し、分霊しても祭神の御利益が得られるとされる。同神社は同市兵庫区に御旅所「生田神社兵庫宮」があるが、これまで分社が造られることはなかった。

 ポートアイランドへの分社造立(ぞうりゅう)は「地元の方々から氏神を祭ってほしいと、これまでにも何度か提案を頂いていた」と同神社の六車勝昭宮司(67)。用地が定まらず実現していなかったが、神社総代の堀秀也さん(63)が理事長を務める一般財団法人「敬愛まちづくり財団」(同市灘区)の関連会社が看護師寮などの建設に向けて、土地を取得。これを機に、分社の造立が決まった。

 4月下旬には、祭神を移す「遷座祭(せんざさい)」が営まれ、ポートアイランドの住民の氏神となった。分社はポートアイランドのほぼ真ん中に位置する。「今年はポーアイ着工からちょうど50年。地元には誰でも参拝できる神社がなかった。今後の島の発展のためにも、心のよりどころになる神社ができてうれしい」と堀さん。「多くの人に気軽にお参りしてもらいたい」と話している。

2009年6月1日

終末期家族ら支援

 2009年6月1日【兵庫ジャーナル記事掲載】

 終末期患者家族への支援や「生と死」「いのちの尊さ」を考える機会を提供する地域団体、NPOなどをサポートする「いのちと生きがいプロジェクト支援金」の授与式が5月28日午後、神戸市中央区のラッセホールで開かれた。

 こころ豊かな人間関係と活力ある地域社会の実現をめざして、敬愛まちづくり財団からの活動助成により平成15年度から実施している。授与式に先立ち、活動プランの公募に応募した24団体による公開プレゼンテーションの審査会が行われ、在宅ターミナルを支えるボランティア人材の育成や音楽療法などによる取り組みが発表された。

 審査の結果、24団体すべてが助成対象に選ばれ、同財団の堀秀也理事長が邉見公雄企画委員長に支援金を授与し、邉見委員長が各団体の代表に採択結果通知書を手渡した。

 井戸知事は、「生きていれば、いつかは死を迎える。ターミナルケアは誰もについてまわる課題。死を新しい出発として迎えられるよう手伝ってほしい。光が当たらない分野に光を当てたプロジェクトであり、日ごろの活動がさらに広がり、深まることを」とエールを送った。

2006年8月22日

敬愛まちづくり財団敬愛ビル竣工

 2006年8月22日【神戸新聞記事掲載】

 2006年8月28日【兵庫ジャーナル記事掲載】

 2006年9月18日【兵庫ジャーナル記事掲載】

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